不妊症と不育症の違いは?

不妊症と不育症の違いについて、簡単にお話しします。

 

不妊症は、

「避妊していないのに一定期間(定義では1年)妊娠しないもの」

を指します。

そのため、妊娠自体が出来ない状態のことをいいます。

 

不育症は、

「妊娠はするが、流産・死産を繰り返し生児を得られない状態」

のことを指します。

胎嚢が確認される前の流産はカウントされません。

 

そもそもの違いは、不育症は妊娠はできるのです。

しかし、「胎児が育たない」のです。

 

不育症は一つの病気というよりも、いろんな症状を含めた総称です。

 

例えば、流産(妊娠22週未満の分娩)を2回以上繰り返す、死産、新生児の生後1週間以内での死亡、なども不育症に含まれます。

そして、2回以上の流産を反復流産、3回以上の流産を習慣流産と呼んでいます。

 

 

私の場合は、2回連続で胎嚢確認後7週目で心拍が確認されず流産をしたため「反復流産」ということになります。

 

けど妊娠初期の流産って、胎児の染色体異常が原因で誰にでも起こる可能性があります。

そのため、2回目の流産で「不育症かも?」と疑ってくれる産科医は少ないかもしれません。

 

例え3回連続で流産してしまったとしても、それが「今回もたまたまかもしれません」と言われてしまえばそこで終了。

 

なので、実際に不育症と診断されるまでの道のりが長いんです。

 

私はたまたま2回の流産で不育症検査を受けられた人ですが(同じような流産を2回しているからかもですが)、流産する又は手術(子宮内容除去術)を受けるのは身体的にも、特に精神的にやられます。

 

だって、妊娠してお腹に赤ちゃんがいるのだから。

 

もちろん妊娠できない不妊症だって相当辛いと思います。でも不育症はお腹に赤ちゃんがいるんです。でも、育ててあげられない。

 

私は何度も自分を責めました。なんで育ててあげられないんだろうって。

他のみんなに出来て、なぜ自分には出来ないのか。赤ちゃんが可哀想。次に妊娠してもまた手術するのかな。なんてネガティブなことばかり考えてしまって。

 

 

負のループですよ。ほんと。

 

 

でも、不妊症と同じく不育症も治療できるんです!

 

 

次は大学病院での不育症検査についてお話ししたいと思います。