不育症の治療はなにをするの?
不育症の治療ってどんなのを想像しますか?
有名なのは、
「低容量アスピリンの内服」
「ヘパリン自己注射」
です。
かくいう私も、この低容量アスピリン内服にて妊娠、出産ができました。
でも、みんながみんなこの治療をするわけではありません。
不育症の治療は、まず不育症の原因がなにに当たるかで変わります。
大まかにわけて4つ。
①抗リン脂質抗体症候群などの血液凝固異常
②子宮の形が正常とは違う子宮形態異常
③内分泌異常
④夫婦染色体構造異常
この4つの原因によって治療内容が変わります。
今回は私が治療した内容のお話をさせていただくので、①の原因に対する治療内容を紹介しますね。
私の場合は、赤ちゃんができると血栓を作ってしまうという状態だったので、
「妊娠する前から血栓ができにくい=血液をサラサラにする治療」
をしてきました。
まずは毎日基礎体温を測ります。
生理が周期的に来る方は予測しやすいと思いますが、私は生理不順だったので排卵日の予測が難しく、毎日基礎体温をつけていました。
といっても、私は夜勤をする職業だったため、夜勤の日は仮眠中に測った体温だったりであんまりあてにならなかったかもしれませんが、、、。
それでも、大体この辺りだ!ってのがグラフでわかるんですよね。
ちなみに私は確実に知りたかったので、排卵検査薬を買ったこともありました。
で、その排卵日(と予測される日)からアスピリンを飲み始めるんです。
※先生によっては、前回の生理開始日より21日目から内服、とする方もいらっしゃいます。まぁ大体、その日あたりが排卵日になるわけですね。
もしうまく妊娠できなかったら、生理が来た日から内服中止。次の排卵予定日からまた薬を飲み始める、と言った感じで自然妊娠でトライしていきます。
なんだ、薬飲むだけじゃん!
と思う方もいるかもしれませんが、妊娠できなかった月は、
薬を飲んでいるのに妊娠できないんだ、、、。
って、意外と今まで以上の悲しみがずっしり乗っかってきます。
この治療でほんとに妊娠できるのかな?
血液サラサラにして赤ちゃん大丈夫なのかな?
また来月も同じこと繰り返すんだな、、。
とか、頭の中でぐーるぐーる回るわけです。
でも赤ちゃんが欲しい!と思い続け、
診断を受けて薬を貰ってから6か7回目あたりの排卵で妊娠できました!
ちょっと前までは、こんな薬を飲むだけで妊娠できるのか、と思ってたのに、
薬飲むと妊娠できるんだ
と分かると、心底ホッとしたのを覚えています。
妊娠が成立するまでの経過はこのような感じです。
次は、妊娠中の経過について書いて行きたいと思います。